「２０世紀デザイン切手」シリーズ第１集郵便切手

「２０世紀デザイン切手」シリーズ第１集郵便切手のデータ


「みだれ髪」与謝野晶子	常設映画館「電気館」開業	チンチン電車	川上音二郎・貞奴

日露戦争	日露戦争	「吾輩は猫である」夏目漱石	「坊っちやん」夏目漱石

	ハイカラ	両国国技館落成

名称	２０世紀デザイン切手シリーズ第１集
発行日	平成１１年（１９９９）８月２３日（月）
料額	８０円　８種５０円　２種（「吾輩は猫である」夏目漱石及び「坊っちやん」夏目漱石）
発行数	７，０００万枚（１０種連刷・各７００万枚）
意匠	「みだれ髪」与謝野晶子	常設映画館「電気館」開業
	チンチン電車	川上音二郎・貞奴
	日露戦争	日露戦争
	「吾輩は猫である」夏目漱石	「坊っちやん」夏目漱石
	ハイカラ	両国国技館落成
印面寸法	縦36.5mm×横28.05mm	縦33.5mm×横28.05mm
	縦36.5mm×横28.05mm	縦33.5mm×横25.0mm
	縦36.5mm×横25.0mm	縦36.5mm×横25.0mm
	縦36.5mm×横28.05mm	縦36.5mm×横28.05mm
	縦36.5mm×横28.05mm	縦36.5mm×横28.05mm
版式・刷色	グラビア６色
シート構成	１０枚　　シート画像
総合デザイン	森田　基治（郵政省・技芸官）
初日印指定局	東京中央郵便局

発行する切手の意匠等

「２０世紀デザイン切手」シリーズについて
　郵政省では、我が国の２０世紀を象徴し、２１世紀へ向けて、夢と希望のある題材を、芸術、スポーツ、科学・技術、世相等の各種ジャンルにおいて楽しいデザインのシリーズ切手を発行します。
　
切手の意匠について
- 「みだれ髪」与謝野晶子
  　「みだれ髪」は、詩人・歌人である与謝野晶子（１８７８年～１９４２年）の初の歌集で、１９０１年に創刊されました。全３９９首の歌からなり、与謝野鉄幹との恋を歌ったものが中心となっています。
  　
- 常設映画館「電気館」開業
  　明治維新以降１９世紀末には、活動写真が外国からもたらされ、日本初の常設映画館「電気館」が１９０３年浅草に開業しました。
  　
- チンチン電車
  　１９０３年８月、馬車鉄道の電化により、東京で初めての路面電車が品川―新橋間で運行を開始しました。“チンチン”という発車合図から「チンチン電車」の愛称で親しまれました。
  　
- 川上音二郎・貞奴
  　川上音二郎おとじろう（１８６４年～１９１１年）は、新派俳優として新派劇発展のために尽くし、その基礎を確立した指導的俳優であり「オッペケペー節」などを演じて人気を博しました。１８９１年には貞奴さだやっこ（１８７１年～１９４６年）と結婚。貞奴は、日本初の女優で、フランスでは「マダム貞奴」の名で人気を博しました。また、１９０３年には「オセロ」、「ハムレット」等の大型公演を成功させています。
  　
- 日露戦争
  　日露戦争は、１９０４年２月に開戦、１９０５年９月に、アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトの仲介で、小村寿太郎外相（日本）とウィッテ前蔵相（ロシア）が主席全権としてアメリカ北東部のポーツマスで講和会議を開き、ポーツマス条約が調印され終戦となりました。　
- 「吾輩は猫である」、「坊っちやん」夏目漱石
  　「吾輩は猫である」、「坊っちやん」は、日本を代表する小説家夏目漱石（１８６７年～１９１６年）の代表的作品で発表以来、広く愛読されています。
  　「吾輩は猫である」は、１９０５年１月から１９０６年８月まで雑誌「ホトトギ　ス」に連載された長編小説であり、「坊っちやん」は、１９０６年４月に雑誌「ホトトギス」に発表した中編小説です。
  　
- ハイカラ
  　明治維新後、文明開化とともに外国から様々な文化がもたらされ、当時のファッションもその影響をうけました。ハイカラとは、当時大いに流行ったシャツの立て衿（ハイカラー）から来ており、新しく小綺麗でしゃれた物事をハイカラと呼び、また、そのような人をハイカラさんと呼びました。
  　
- 両国国技館落成
  　両国国技館は１９０９年６月に東京両国の回向院えこういん境内に完成した相撲常設館の名称です。「国技館」の名称は、完成案内状に書かれた「相撲は日本の国技なり」にちなんだもので、当時の東京の新名所と呼ばれました。その後、関東大震災、第二次大戦による戦火で焼失しましたが、１９５４年に蔵前国技館が落成し、１９８５年には両国に現在の新国技館が開館しました。

初日用通信日付印

手押し　　　　　　　　　　　　　　　　　記念押印機

この切手の情報は郵政省の報道発表資料を参照して作成しました。

〔記念・特殊メニューへ戻る〕