自然との共生シリーズ　第２集郵便切手

発行する切手のデータ

名称	自然との共生シリーズ　第２集～日本の希少野生動植物～
発行日	平成２４年（２０１２）　８月２３日（木）
料額	８０円
発行枚数	１，２００万枚（１２０万シート）
意匠	トウキョウトガリネズミ	イヌワシ	ベニバナヤマシャクヤク
	メダカ	カブトガニ
印面寸法	縦33.0mm × 横33.0mm
版式・刷色	グラビア６色
シート構成	１０枚（縦５枚・横２枚）　　シート画像
写真提供	NPO法人えんの森	秋田市大森山動物園	－
	財団法人自然環境研究センター	宮島水族館
切手デザイナー	星山　理佳
助言・監修	環境省自然環境局野生生物課
初日印指定局	東京中央郵便局
銘版	国立印刷

発行する切手の意匠等

自然との共生シリーズについて
　絶滅のおそれのある希少な野生動植物や天然記念物に指定された野生動植物を題材としたシリーズの第２弾として、特殊切手「自然との共生シリーズ第２集～日本の希少野生動植物～」を発行します。

　
デザインについて
- トウキョウトガリネズミ
  　北海道東部のみに生息する体長(頭から胴まで)45mm、体重1.5gの世界最小の哺乳類の一つです。湿地、森林等多様な環境で生息が確認されていますが、どれもごく狭い範囲であり、生息地の多くが低地のため、環境が改変されるおそれもあります。環境省が作成し、公表している、日本の絶滅のおそれのある野生動物の種のリスト(レッドリスト)では、絶滅の危険が増大している「絶滅危惧II類」に分類されています。
  　
- イヌワシ
  　北海道から九州までの山地に生息する大型のワシで、国の天然記念物に指定されています。険しい山岳地帯に雌雄2羽で生活し、ノウサギ、テン、ヤマドリ、キジバト、シマヘビ等を捕らえて食物としています。生息数は約650羽で、生息地の開発や繁殖地への人の入り込みによる営巣放棄等が減少要因と言われています。環境省のレッドリストでは、絶滅危惧IA類ほどではないものの、近い将来における野生での絶滅の危険性が高い「絶滅危惧IB類」に分類されています。
  　
- ベニバナヤマシャクヤク
  　北海道から本州、四国及び九州にかけて生育するボタン科の植物です。花は淡紅色、茎の高さは30～40㎝です。園芸用の採集、森林伐採及び植生の遷移が減少要因と言われています。環境省のレッドリストでは、「絶滅危惧II類」に分類されています。
  　
- メダカ
  　北海道を除く日本各地に分布する淡水魚です。遺伝子解析等により北日本集団と南日本集団に分かれることが明らかにされ、これらを別種とする論文が最近発表されました。かつてはどこでも普通に見られましたが、水田及び小川の整備による生息環境の消失、外来種による捕食等により著しく減少しています。環境省のレッドリストでは、「絶滅危惧II類」に分類されています。
  　
- カブトガニ
  　かつては瀬戸内海及び九州北部の沿岸に広く分布していましたが、沿岸開発等により生息地は分断され消失し、現在は10地点に満たない箇所を残すのみとなりました。環境省のレッドリストでは、絶滅の危機に瀕している｢絶滅危惧I類｣に分類されています。

この切手の情報は郵便事業株式会社の報道発表資料を参照して作成しました。

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