世界遺産シリーズ第5集郵便切手のデータ
名称 | 世界遺産シリーズ第5集 「小笠原諸島」 |
発行日 | 平成24年(2012) 6月20日(水) |
料額 | 80円 |
発行数 | 1,500万枚(150万シート) |
意匠 | |
メグロ |
ムニンノボタン |
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ハートロック |
オガサワラオカモノアラガイ |
扇池 |
ヒロベソカタマイマイの半化石 |
ムニンヒメツバキ |
父島の林 |
ミナミハンドウイルカ |
タコノキ |
シート背景:ザトウクジラ |
印面寸法 | 縦33.5mm×横25.0mm |
版式・刷色 | グラビア6色 |
シート構成 | 10枚 シート画像 |
写真提供 写真撮影 | |
南 俊夫(写真家) |
木原 浩(写真家) |
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野元 学(写真家) |
南 俊夫(写真家) |
野元 学(写真家) |
南 俊夫(写真家) |
野元 学(写真家) |
野元 学(写真家) |
野元 学(写真家) |
木原 浩(写真家) |
デザイン | 星山 理佳 |
初日印指定局 | 東京中央郵便局 |
銘版 | 国立印刷局 |
発行する切手の意匠等
- 世界遺産シリーズについて
人類共通の文化遺産及び自然遺産の国際的保護を図る目的で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づき登録された、日本の世界遺産を題材として発行するシリーズ切手です。
過去にも「世界遺産シリーズ」としてシリーズ切手を発行しており、現在のシリーズは、平成16(2004)年以降に新しく登録された日本の世界遺産を題材として、平成18(2006)年以降第1集から第4集までを発行しています。
- 「小笠原諸島」について
小笠原諸島は、東京湾から南へ約1,000kmのところに位置し、大小約30の島から構成されています。同諸島の生成過程で大陸と陸続きになったことがないため、小笠原諸島で独自に進化を遂げた固有の動植物が多く生息・生育しています。
平成23(2011)年6月の第35回世界遺産委員会において、北から聟島(むこじま)列島、父島列島、母島列島、火山(硫黄)列島のうち北硫黄島、南硫黄島及び西之島が世界自然遺産の区域として登録されました。
- 切手の意匠について
今回の切手デザインは、小笠原諸島の自然景観、固有種・希少種をはじめとする特徴的な動植物の中から選定しています。
- メグロ
母島列島に生息する小笠原村の村鳥です。目の周りに三角の黒い模様があるのが特徴です。
- ムニンノボタン
父島の固有種でわずかに自生しています。7〜8月になると白い4枚の花弁をつけた花が咲きます。
- ハートロック
父島の円縁湾に面した巨岩で、赤い岩肌がハートに見えることから、このように呼ばれています。
- オガサワラオカモノアラガイ
小笠原のみに生息する固有の陸産貝類で、現在は母島にのみ生息しています。ゼリーのような半透明の体に小さな殻を背負っているのが特徴です。
- 扇池
南島にあり、隆起サンゴ礁が海水で浸食された後沈下して形成された沈水カルスト地形です。
- ヒロベソカタマイマイの半化石
カタツムリの一種で約1000年前に絶滅したと言われています。南島や南崎の砂丘上ではたくさんの半化石化した殻を見ることができます。
- ムニンヒメツバキ
父島の至る所で自生している小笠原村の村花です。5〜6月になると白い5枚の花弁をつけた花を咲かせます。現地では、ロースードとも呼ばれています。
- 父島の林
父島には樹高の低い乾性低木林が広く分布しており、乾燥した気候に合わせて葉の大きさ、形が異なるなど、進化した固有植物が多数生育しています。
- ミナミハンドウイルカ
小笠原諸島の周辺海域に周年生息しています。好奇心旺盛で人懐っこく、一緒に泳ぐことができます。丸みを帯び、やや短いくちばしが特徴です。
- タコノキ
小笠原諸島の海岸付近に自生する固有の常緑高木で、小笠原村の村木です。蛸足のように気根がたくさんあります。
- シート背景 : ザトウクジラ
夏場は北極海などで過ごし、冬場になると繁殖のために暖かい小笠原諸島周辺海域まで回遊してきます。ブリーチと呼ばれるジャンプなど様々なアクションで楽しませてくれます。また、「歌うクジラ」とも呼ばれ、繁殖期になると雄クジラが美しい鳴き声を出すことでも知られています。
この切手の情報は郵便事業株式会社の報道発表資料を参照して作成しました。
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