切手趣味週間にちなむ郵便切手

発行する切手のデータ

名称	切手趣味週間
発行日	平成２４年（２０１２）　４月２０日（水）
料額	８０円
発行枚数	１，８００万枚（１８０万シート）
意匠	籬に草花図襖(部分) 　天球院蔵	龍虎図屏風(右隻・部分) 　狩野山楽筆　　妙心寺蔵	春夏花鳥図屏風(右隻・部分) 　狩野永納筆　　サントリー美術館蔵
印面寸法	縦30.0mm × 横42.0mm
版式・刷色	グラビア6色・メタリックマルチイメージ
シート構成	１０枚（縦２枚・横５枚）　　シート画像
デザイン	玉木明
初日印指定局	東京中央郵便局
銘版	国立印刷局

発行する切手の意匠等

切手趣味週間について
　切手趣味週間は、郵便切手が持つ「美しさ」や「芸術性」といった文化的価値を一般の方々に広く認識していただくとともに、切手収集の趣味の普及を図るため、昭和22(1947)年に当時の逓信省が設定した「切手趣味の週間」をその始まりとしています。
　現在は、郵政記念日である4月20日を含む1週間を「切手趣味週間」としており、切手趣味週間の切手の発行日をもって同趣味週間の初日としています(平成24(2012)年は4月20日から26日まで)。

　
デザインについて
　今回の切手デザインは、狩野山楽(1559～1635)を始めとする京狩野派初期の作品を取り上げました。
- 籬に草花図襖(部分) 天球院蔵　重要文化財
  「籬に草花図襖」は、天球院の通称「朝顔の間」と呼ばれる一室にある計18面の襖絵です。切手に採用したのは西側の4面で、籬を上下左右流れるようにつたう朝顔を中心として、紅白の菊や撫子が描かれています。
  　
- 龍虎図屏風(右隻・部分) 狩野山楽筆　妙心寺蔵　重要文化財
  「龍虎図屏風」は、左隻に虎、右隻に龍を配する武家好みの典型的な龍虎を描いた屏風絵で、空を切り裂くように現れた龍とそれに対して咆哮する猛虎が凄くよく連動しており、臨場感に溢れています。図柄には「龍虎図屏風」の右隻を採用しています。
  　
- 春夏花鳥図屏風(右隻・部分) 狩野永納筆　サントリー美術館蔵
  「春夏花鳥図屏風」には、右隻に桜や柳、牡丹などの花木、鶯や雉子などの鳥を配した春の景色が描かれています。一方、左隻には松や藤などの植物、三光鳥や雉鳩などの鳥を配した夏の景色が描かれ、また、勢いよく流れる渓流が白色で表され、画面に清涼感を与えています。図柄には右隻の中の芍薬が咲く部分を取り上げています。

この切手の情報は郵便事業株式会社の報道発表資料を参照して作成しました。

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