発行する切手のデータ
名称
自然との共生シリーズ 第1集〜日本の希少野生動植物〜
発行日
平成23年(2011) 8月23日(火)
料額
80円
発行枚数
1,500万枚(150万シート)
意匠
ツシマヤマネコ
ズグロカモメ
レブンアツモリソウ
アオウミガメ
オオルリシジミ
印面寸法
縦36.0mm × 横36.0mm
版式・刷色
グラビア6色
シート構成
10枚(縦5枚・横2枚)
シート画像
切手デザイナー
星山 理佳
助言・監修
環境省自然環境局野生生物課
初日印指定局
東京中央郵便局
銘版
国立印刷
発行する切手の意匠等
自然との共生シリーズについて
絶滅のおそれのある希少な野生動植物や天然記念物に指定された野生動植物を題材としたシリーズの第1弾として、特殊切手「自然との共生シリーズ 第1集〜日本の希少野生動植物〜」を発行します。
デザインについて
ツシマヤマネコ
長崎県対馬のみに生息するネコ科の哺乳類(ほにゅうるい)です。1960年代の推定生息数は250〜300頭でしたが、広葉樹林の伐採による生息適地の減少等により現在は80〜110頭となっています。環境省が作成し、公表している、日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト(レッドリスト)では、ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧IA類」に分類されています。
ズグロカモメ
東アジアに局地的に分布するカモメ科の鳥類です。成鳥は、夏羽(なつばね)では頭部が黒色で目の周りが白いことが特徴です。繁殖地である中国や、越冬地の一つである西日本沿岸部の生息適地の消失が減少要因と言われています。環境省のレッドリストでは、絶滅の危険が増大している「絶滅危惧II類」に分類されています。
レブンアツモリソウ
北海道の礼文島(れぶんとう)のみに生育するラン科の植物です。花は淡黄色、側花弁(そくかべん)は広卵円形で先は短くとがることが特徴です。園芸的価値が高いことから、過度に採集され、現在では分布、個体数とも限られています。環境省のレッドリストでは、絶滅危惧IA類ほどではないものの、近い将来における野生での絶滅の危険性が高い「絶滅危惧IB類」に分類されています。
アオウミガメ
世界の熱帯、亜熱帯に広く分布するウミガメ科の爬虫類(はちゅうるい)です。日本では屋久島以南の南西諸島、小笠原諸島などを産卵場としています。護岸工事による産卵場の減少および漁業に伴う混獲が減少要因と言われています。環境省のレッドリストでは、「絶滅危惧II類」に分類されています。
オオルリシジミ
本州、九州のみに分布するシジミチョウ科の日本固有亜種です。主に採草地や放牧地などの人為的に維持されてきた半自然草原に生息していましたが、管理の放棄や農地環境の変化、各種開発などにより減少しています。環境省のレッドリストでは、絶滅の危機に瀕している「絶滅危惧I類」に分類されています。
この切手の情報は
郵便事業株式会社の報道発表資料
を参照して作成しました。
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