ふるさと心の風景 第10集切手のデータ
名称 | ふるさと心の風景 第10集 |
発行日 | 平成23年(2011)12月 1日(木) |
料額 | 80円 |
発行数 | 1,600万枚(160万シート) |
意匠 | 「遠足」 【長野県】飯山市 |
「たこあげ」 【山梨県】南都留郡忍野村 |
「川べりの家」 【新潟県】柏崎市 |
「山古志の春」 【新潟県】長岡市 |
「富士の見える町」 【山梨県】山梨市 |
「雪かき」 【長野県】長野市 |
背景画:「川べりの家」 【新潟県】柏崎市 |
印面寸法 | 縦35.5mm × 横28.05mm |
縦35.5mm × 横28.05mm |
縦35.5mm × 横28.05mm |
縦35.5mm × 横28.05mm |
縦35.5mm × 横25.0mm | 縦35.5mm × 横25.0mm |
版式・刷色 | グラビア6色 |
シート構成 | 10枚シート画像 |
原画作者 | 原田 泰治 |
切手デザイナー | 貝淵 純子 |
初日印指定局 | 柏崎郵便局 |
銘版 | 国立印刷局 |
発行する切手の意匠等
- ふるさと心の風景について
画家原田 泰治(はらだ たいじ)が描いた、昔懐かしい全国各地のふるさとの風景や、ポストのある風景などを題材とした「ふるさと心の風景」シリーズの第10集を発行します。
今回は、甲信越地方の各地の風景を題材としたデザインとしています。
「ふるさと心の風景」シリーズは、今回の発行をもって完結となります。
- 切手の意匠について
- 「遠足」【長野県】飯山市
春遅い5月の飯山地方では、蛇行しながら流れる千曲川の川辺の丘に、見渡すかぎり菜の花が咲きほこる。黄色一色の菜の花畑に、この地方独特な急こう配のかやぶき屋根が点在する。そんな風景の中、子どもたちの遠足の列があった。
- 「たこあげ」【山梨県】南都留郡忍野村
雪をつけた富士山のすそ野の忍野村は、お正月を迎えていた。身を切られるような寒さの川ぞいで、子どもたちがたこあげをしていた。子どもは風の子、はしゃぎ声が村に響く。
- 「川べりの家」【新潟県】柏崎市
地方、地方によって農作業する人の姿も変わる。新潟県では、菅笠をかぶって働く人々をよく見かける。現代の帽子もいいだろうが、やはり昔ながらの菅笠は、軽く、陽をさえぎり野良仕事にはうってつけなのだろう。川べりに昔の面影を残す家並みがあり、そこにもやはり菅笠の姿があった。何だか、時の流れが止まり、のどかなひとときが過ぎていった。
- 「山古志の春」【新潟県】長岡市
芽吹き色のやさしさが山を包み、野は山菜がいたるところで顔を出し、池には色あざやかな錦鯉が泳ぐ。庭先でばあちゃんがゼンマイを干している。根気よく手でもむと数日で黒ずみ売り物になる。のどかで懐かしさにあふれる4年前の山古志村の春だ。残念なことに村は、新潟中越地震で壊滅的な被害を受けた。芋川は、土砂が流れをせき止め「土砂崩れダム」になり水没した家もある。豪雪の山古志村。冬が過ぎ雪解けの春、村は傷ついてしまっているが、野には山菜が人々の希望のように芽を出し、池では生き残った錦鯉があでやかに泳ぐことだろう。
- 「富士の見える町」【山梨県】山梨市
富士のすそ野の町は、その雄大な姿が人々の生活をいつも見守っている。移りゆく季節の中でも冬の富士は一番美しいという。夕映えが山頂をあかね色に染め、やがて夜の世界へ溶けこんでいく。
- 「雪かき」【長野県】長野市
降り続く雪は、一夜明けると、見慣れた風景をすっかり変えてしまうが、戸隠村も白く静かな冬ごもりに入っていた。積雪も多く、春の訪れまで雪かきに追われる人々の暮らしが続く。
- 背景画:「川べりの家」【新潟県】柏崎市
この切手の情報は郵便事業株式会社の報道発表資料を参照して作成しました。
〔ふるさとメニューへ戻る〕