地方自治法施行60周年記念シリーズ 岩手県切手のデータ
名称 | 地方自治法施行60周年記念シリーズ 岩手県 |
発行日 | 平成23年(2011)11月15日(火) |
料額 | 80円 |
発行数 | 700万枚(140万シート) |
意匠 | 中尊寺金色堂と中尊寺ハスと毛越寺浄土庭園 |
石割桜 | 早池峰神楽 |
浄土ヶ浜 | 浄法寺漆 |
背景 :中尊寺金色堂新覆堂 |
印面寸法 | 縦36.0mm×横30.0mm |
縦30.5mm×横25.0mm |
縦30.5mm×横25.0mm |
縦30.5mm×横25.0mm |
縦30.5mm×横25.0mm |
版式・刷色 | グラビア6色 |
シート構成 | 5枚 シート画像 |
写真提供・撮影 | 千円記念貨幣を基にデザイン |
市川 傳 | 花巻市 |
高橋 暁子 | 二戸市 |
背景:中尊寺 |
デザイン | 丸山 智(切手デザイナー) |
初日印指定局 | 盛岡中央郵便局 |
銘版 | 国立印刷局 |
発行する切手の意匠等
- 地方自治法施行60周年について
地方自治法施行60周年を記念し、順次発行される47都道府県ごとの図柄による記念貨幣の発行と連携して発行するもので、各県と調整の上、文化・自然・観光・歴史等をデザインの題材としています。
今回の切手は、岩手県との調整を踏まえ、最終的に切手のデザインとしてふさわしいものを決定しました。
- 切手の意匠について
- 中尊寺金色堂と中尊寺ハスと毛越寺浄土庭園
国宝・中尊寺金色堂と中尊寺ハスとともに毛越寺浄土庭園をデザインしています。
- 中尊寺金色堂
奥州藤原氏初代清衡が天治元(1124)年に上棟。堂の内外に金箔を押した「皆金色」で覆われた阿弥陀堂で、須弥檀内には初代清衡から四代泰衡までの遺体等が安置されています。堂は昭和26(1951)年に国宝に、中尊寺境内は昭和54(1979)年に国の特別史跡にそれぞれ指定されています。
- 中尊寺ハス
昭和25(1950)年に金色堂で行われた奥州藤原氏遺体調査において、四代泰衡の首級の入った桶から発見された約800年前のハスの種子を平成10(1998)年に開花させたものです。
- 毛越寺浄土庭園
毛越寺は、奥州藤原氏二代基衡、三代秀衡により大伽藍が造営されたものの、その後の災禍により多くの建物を焼失しました。現在、「大泉が池」を中心とする浄土庭園と伽藍遺構が保存されており、国の特別史跡・特別名勝に指定されています。
- 石割桜
盛岡地方裁判所の前庭にあり、巨大な花崗岩の割れ目から、樹齢300年とも400年とも言われるエドヒガンザクラの幹がたくましく伸び、春になると淡い、ピンクの花を咲かせます。
大正12(1923)年に国の天然記念物に指定されています。
- 早池峰神楽
花巻市大迫町に伝わる大償と岳の2つの神楽座の総称で、その起源は南北朝時代までさかのぼると言い伝えられています。昭和51 (1976)年には国の重要無形民俗文化財の第1号に指定され、平成21(2009)年にはユネスコの「無形文化遺産」リストに登録されています。
- 浄土ヶ浜
陸中海岸国立公園の代表的な景勝地で、天和年間(1681~1684)にこの地を発見した霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられたと言われています。
平成18(2006)年に「日本の快水浴場百選」海の部特選に選定されています。
- 浄法寺漆
国内で生産される漆の約7割を占める二戸市浄法寺町の「浄法寺漆」は、耐久性、色、透明度、光沢に優れています。これまで、中尊寺金色堂や京都・鹿苑寺金閣などの修理修復に使用されており、現在行われている日光東照宮をはじめとする日光二社一寺の修理修復にも使用されています。
- 背景:中尊寺金色堂新覆堂
- 金色堂覆堂
金色堂全体を覆い風雨等から保護するため、正応元(1288)年に建設されたのが始めとされており、現在の覆堂(新覆堂)は昭和40(1965)年に建設されました。なお、室町時代中期に建設されたとされる旧覆堂も現存しており、国の重要文化財に指定されています。
この切手の情報は郵便事業株式会社の報道発表資料を参照して作成しました。
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