発行する切手のデータ
名称 | 切手趣味週間 |
発行日 | 平成22年(2010) 4月20日(火) |
料額 | 80円 |
発行枚数 | 1,800万枚(180万シート) |
意匠 | 龍虎図屏風(左隻・部分) |
花鳥図(右隻・部分)(1) |
花鳥図(右隻・部分)(2) |
虎(部分) |
印面寸法 | 縦33.0mm × 横45.0mm |
版式・刷色 | グラビア6色 |
シート構成 | 10枚(縦5枚・横2枚) シート画像 |
デザイン | 兼松 史晃 |
兼松 史晃 |
兼松 史晃 |
王伝峰(中国画家) |
初日印指定局 | 東京中央郵便局 |
銘版 | 国立印刷局 |
発行する切手の意匠等
- 切手趣味週間について
切手趣味週間は、郵便切手が持つ「美しさ」や「芸術性」といった文化的価値を一般の方々に広く認識していただくとともに、切手収集の趣味の普及を図るため、昭和22年(1947)年に制定された「切手趣味の週間」をその始まりとするものであり、これにちなんだ切手を毎年発行しています。
現在は、郵政記念日である4月20日を含む1週間(本年は19日から25日)を切手趣味週間としています。
- デザインについて
今回の切手デザインは、今年の干支である虎及び中国を代表する花である牡丹を使用しています。虎は日本画家(橋本 雅邦)が描いた「龍虎図屏風」及び中国画家(張善ヲ)が描いた「虎」の一部を使用しています。
また、牡丹は橋本 雅邦が描いた「花鳥図」の一部を使用しています。
- 「龍虎図屏風(左隻・部分)」(橋本 雅邦 筆)
橋本雅邦 (1835〜1908)は、岡倉天心らと日本美術院を創立し、内国勧業博覧会、万国博覧会で活躍しました。この作品は、明治28年(1895年)、第四回内国勧業博覧会の出品作品です。発表当時は、そのあまりの斬新さゆえか、評価は、優劣こもごもでしたが、昭和30年(1955年)には、明治の美術品として初めて国の重要文化財に指定されました。
切手デザインには、左隻に描かれた虎の図を使用しています。
所蔵:静嘉堂文庫美術館
- 「花鳥図(右隻・部分)」(橋本 雅邦 筆)
江戸時代末期(1860年代)の作品。切手デザインには、右隻に描かれた牡丹などの一部分を使用しています。
所蔵:埼玉県立近代美術館
- 「虎(部分)」(張 善ヲ 筆)
張善ヲ(1882〜1940)は若い頃、上海に移住し、1920年代頃から絵画創作に専念。山水、花鳥、走獣をよく描くが、特に虎を好んで描きました。虎を飼いながら朝晩観察し、多くの虎の作品を世に送り出し、中国画壇にその名を馳せました。
切手デザインには、1930年代に描かれた虎の図の一部分を使用しています。
所蔵:中国美術館
この切手の情報は郵便事業株式会社の報道発表資料を参照して作成しました。
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