江戸名所と粋の浮世絵切手のデータ
名称 | 江戸名所と粋の浮世絵 |
発行日 | 平成22年(2010) 8月 2日(月) |
料額 | 80円 |
発行数 | 1,200万枚(120万シート) |
意匠 | 歌川広重 「名所江戸百景 するがてふ」 |
喜多川歌麿 「婦女人相十品 文読む女」 |
歌川広重 「名所江戸百景 神田紺屋町」 |
東洲齋写楽 「三代沢村宗十郎の大岸蔵人」 |
歌川広重 「名所江戸百景 浅草田甫 酉の町詣」 |
喜多川歌麿 「錦織歌麿形新模様 白うちかけ」 |
歌川広重 「名所江戸百景 王子滝の川」 |
東洲齋写楽 「谷村虎蔵の鷲塚八平次」 |
歌川広重 「名所江戸百景 上野山した」 |
喜多川歌麿 「名所腰掛八景 ギヤマン」 |
印面寸法 | 縦33.0mm×横24.0mm |
版式・刷色 | オフセット5色 |
シート構成 | 10枚(縦5枚・横2枚)シート画像 |
切手デザイナー | 森田 基治 |
初日印指定局 | 東京中央郵便局 |
銘版 | カルトール社 |
発行する切手の意匠等
- 江戸の浮世絵景について
喜多川歌麿、歌川広重、東洲齋写楽の浮世絵をデザインとしたふるさと切手「江戸名所と粋の浮世絵」シリーズの第4弾として、「江戸名所と粋の浮世絵」及び切手帳を発行します。
- 切手帳 について
ふるさと切手「江戸名所と粋の浮世絵」1シートを収めた見開きの切手ケースです。ケース内側には解説等を記載しています。
- 切手の意匠について
- 名所江戸百景 するがてふ(歌川広重 画)
駿河町は現在の日本橋室町一、二丁目。両側に軒を連ねる呉服店越後屋は、三越の前身。江戸随一の繁栄を誇る大店と、日本一の富士との取り合わせが喜ばれた。
- 婦女人相十品 文読む女(喜多川歌麿 画)
背景を雲母摺とし、女性の人相を描き分けた揃物で、歌麿初期の傑作。文を読む女性は眉を落とした既婚女性で、着物の好みも渋く落ち着いている。
- 名所江戸百景 神田紺屋町(歌川広重 画)
JR神田駅付近には職人が多く住み、その職業を町名とした。紺屋町は染物職人の町で、染め上げた手拭や浴衣地を干す風景は昭和40年頃まで見られた。
- 三代目沢村宗十郎の大岸蔵人(東洲齋写楽 画)
寛政6(1794)年5月、桐座で上演の「花菖蒲文禄曽我」。仇討に力を貸す役柄を演じる宗十郎は穏やかな表情で、大きく開いた観世水文様の扇子が目を引く。
- 名所江戸百景 浅草田甫 酉の町詣(歌川広重 画)
吉原遊郭の二階座敷。猫が座る格子窓からは、酉の市の鷲神社に詣で、熊手を持つ人々の列が影絵のように見える。その奥には富士の峰が浮かび上がる。
- 錦織歌麿形新模様 白うちかけ(喜多川歌麿 画)
歌麿考案の新しい着物の模様という題名だが、着物を輪郭線を用いずに色面で表現するなど高度な木版の技術を披露し、絵師としての自負の詞を添えている。
- 名所江戸百景 王子滝の川(歌川広重 画)
王子神社の崖下を流れる滝の川。その上流に赤い鳥居の「岩屋の弁天」が祀られていた。崖から何本も滝が流れ、滝に打たれる者や、涼みの人々が訪れた。
- 谷村虎蔵の鷲塚八平次(東洲齋写楽 画)
寛政6年5月、河原崎座の「恋女房染分手綱」で、刀の柄を握って主人公に迫る敵役。歯を見せて唇を噛み締め、憎々しげな虎蔵の表情が捉えられている。
- 名所江戸百景 上野山した(歌川広重 画)
JR上野駅、上野公園前を山下と言い、料理屋伊勢屋があった。暖簾には「しそめし(紫蘇飯)」とある。花見へと向かう揃いの蛇の目傘の一行が見える。
- 名所腰掛八景 ギヤマン(喜多川歌麿 画)
「腰掛」は水茶屋に置かれた床机のことで、看板娘を描いた揃物を意味する。芝の茶屋娘が杯を持つが、ギヤマンと呼ばれたガラスの杯は当時高価であった。
この切手の情報は郵便事業株式会社の報道発表資料を参照して作成しました。
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