国際文通グリーティング(日本インドネシア国交樹立50周年)のデータ

 

 




名称  国際文通グリーティング(日本インドネシア国交樹立50周年)
発行日 平成20年(2008) 6月23日(月)
発行数 1、000万枚
料額 80円
意匠 ケリムツ湖         富士山          
ボロブドゥール寺院遺跡   東寺(教王護国寺)     
ラフレシア・アーノルディ  桜(ソメイヨシノ)     
アンクルン         楽琵琶          
アロワナ          錦鯉           
印面寸法 縦35.5mm×横25.0mm  縦35.5mm×横25.0mm 
縦35.5mm×横25.0mm  縦35.5mm×横25.0mm 
縦35.5mm×横25.0mm  縦35.5mm×横25.0mm 
縦35.5mm×横25.0mm  縦35.5mm×横25.0mm 
縦25.0mm×横35.5mm  縦25.0mm×横35.5mm 
版式・刷色グラビア6色
シート構成10枚 シート画像
写真提供  −       便利堂      
 −  木原 浩(写真家) 
 − 林 陽一(写真家) 
 −         吉野 信(写真家) 
 −         鈴木 革(写真家) 
背景 プランバナン寺院遺跡群:白籏 史朗(写真家) 
デザインインドネシアPOS INDONESIA(インドネシアポスト)
日本森田 基治(切手デザイン担当部)
アート・ディレクション
及びトータルデザイン
森田 基治(切手デザイン担当部)
銘版    国立印刷局


発行する切手の意匠等

     
  1. 国際文通グリーティング(日本インドネシア国交樹立50周年)について
     本年(2008年)は、日本とインドネシア共和国の国交樹立50年にあたる記念の年です。
     これを記念して、両国を代表する風景、動植物等を1枚のシートに収めた切手を日本とインドネシアで共同発行します。
     日本とインドネシアによる切手の共同発行は今回が初めてとなります。

     
  2. 共同発行について
     日本インドネシア国交樹立50周年にあたる本年(2008年)は、日本インドネシア友好年として、日本とインドネシア共和国の両国で様々なイベントが実施されています。その一環として、両国において切手の共同発行を行うこととなりました。
     この切手は、両国を代表する風景、文化遺産、花、楽器及び魚の5つのカテゴリから一つずつ選定し、計10種の切手を一つの切手シートにまとめており、それぞれの切手デザインは、共通のものとして、両国で発行いたします。
     共通の切手デザインで発行することにより、両国の風景等の題材を両国民に紹介して、両国の理解を深めます。

     
  3. 切手の意匠について
       
    1. 風景
         
      • ケリムツ湖
         ケリムツ湖は、インドネシア・フローレス島にあるケリムツ山の火口群内にある湖で、それぞれ異なる色の三つの湖があり、別名「三色湖」とも呼ばれています。ケリとは山、ムツは沸騰を意味し、あわせて火山の意味です。
         
      • 富士山
         富士山は、静岡県と山梨県にまたがる標高3,776メートルの活火山で、日本で最も高い山です。古くから歌や浮世絵の題材となるなど日本人に親しまれているこの山は、日本を代表する山として、海外でも知られています。

       
    2. 文化遺産
         
      • ボロブドゥール寺院遺跡
         インドネシア・ジャワ島中央部にある世界最大かつ壮麗な仏教建造物であるボロブドゥール寺院は、8、9世紀に南方の中部ジャワ、シャイレーンドラ王朝の王たちが建立したとされています。この遺跡群は、1991年に世界遺産に登録されました。

         
      • 東寺(教王護国寺)
         京都府の東寺(教王護国寺)の境内にある五重塔は、高さ57メートルで現存する木造の塔としては、日本最高の塔です。東寺(教王護国寺)は、「古都京都の文化財」の一つとして、1994年に世界遺産に登録されました。

       
      •  
      • ラフレシア・アーノルディ
         この植物は、1818年5月20日、副総督のトーマス・ラッフルズ卿とジョセフ・アーノルド博士によってインドネシア・南スマトラのマンナ川付近で初めて発見されました。発見者二人の名前を冠したこの植物は、根も茎も葉もない全寄生植物で、その巨大な花は、重さ7キロ、長さが1メートル、厚さ2.5センチにも成長します。

         
      • 桜(ソメイヨシノ)
         桜は、日本全国に樹生し、お花見や100円硬貨のデザインなど、日本人にとても馴染みが深い花です。日本で咲く桜には十数種類がありますが、中でも、ソメイヨシノは、全国各地で見ることができる桜として、最も知られている桜です。

       
    3. 楽器
         
      • アンクルン
         アンクルンは、インドネシア・西ジャワを起源とする楽器で、竹枠とその中にゆるく繋いだ竹筒から成ります。複数ある竹筒は、ぶつかった際によく響くように削ってあり、演奏者は楽器をゆすって音を出します。

         
      • 楽琵琶
         楽琵琶は、四本弦の弦楽器で、奈良時代にペルシャを起源に中国を経由して雅楽とともに日本に伝えられました。他の種類の琵琶よりも大きいもので、雅楽の管弦合奏に使用されています。

       
      •  
      • アロワナ
         「アロワナ」は、「極楽」を意味するインドネシアの言葉を語源する淡水魚で、「極楽魚」、「龍魚」などの別名を持ちます。森林に覆われた沼地や湿地を源とする緩流に生息しています。この魚は観賞魚として日本でも人気が高い魚ですが、一方、絶滅危惧種にも指定されています。

         
      • 錦鯉
         錦鯉は観賞魚として、色彩や斑点など、体色を改良された鯉で、特にその模様によって多くの品種があります。古くから日本において飼育されており、日本庭園で泳ぐ鮮やかな姿など日本人に馴染みが深い魚となっています。
       
    4. 背景
       世界遺産「プランバナン寺院遺跡群」(インドネシア)
       9〜10世紀にインドネシアのジャワ島に君臨したサンジャヤ王朝によって建てられたといわれるヒンドゥー教寺院遺跡群です。この遺跡群は1991年に世界遺産に登録されました。


       インドネシア発行の切手シートの背景は、世界遺産「厳島神社」(日本)になります。



この切手の情報は郵便事業株式会社の報道発表資料を参照して作成しました。


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