干支文字切手のデータ
名称 | 干支文字切手 |
発行日 | 平成19年(2007)12月 3日(月) |
発行数 | 1、300万枚(130万シート) |
料額 | 80円 |
意匠 | 甲骨文系統の金文の子 |
甲骨文字による子 |
篆書の子 |
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隷意を含む子 |
小篆の子 |
ひらがなのね |
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隷書を基にした戊子 |
草書による子 |
石鼓文による子 |
殷周革命を伝える金文の子 |
印面寸法 | 縦36.5mm × 横28.05mm |
版式・刷色 | オフセット5色・エンボス加工 |
シート構成 | 10枚 シート画像 |
書 | 關 正人 |
石飛 博光 |
初見 一雄 |
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大楽 華雪 |
吉川 壽一 |
内山 玲子 |
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後藤 竹清 |
矢萩 春恵 |
水嶋 山耀 |
仲川 恭司 |
文字監修 | 松丸 道雄(東京大学名誉教授) |
デザイン | 森田 基治(切手デザイナー) |
初日印指定局 | 東京中央郵便局 |
銘版 | カルトール |
発行する切手の意匠等
- 干支文字切手について
平成16年度の発行からご好評いただいている「干支文字切手」。
4回目となる今年も、来年の干支である「ねずみ」の字を題材に発行します。
- 切手の意匠について
- 甲骨文系統の金文の子(金文)
殷・周時代はこの形が干支の「子」の専用文字であったため、この書体を使って創作しました。
- 隷意を含む子(楷書)
がっちりとした素朴性豊かな文字造形の中に、隷意の持つ伸びやかな筆線による大らかさを加えて表現しました。
- 隷書を基にした戊子(隷書)
「戊子」の二字を隷書を基調としながらも、いくぶん現代風に表現してみました。
- 甲骨文字による十二支の子(甲骨文)
子供の頭髪がどんどん伸びて、元気にはしゃぐ姿をイメージしました。
- 小篆の子(篆書)
小篆の「子」の字に創を得、ワインと金箔と藍墨で明るい未来を表現しました。
- 子(草書)
ねずみを「子の字形」でそれらしく、又可愛らしく表現しました。ヒゲの部分を朱で入れ“よりらしく”なるようにと。
- 篆書の子(篆書)
篆書の中の印篆体をもとにして素朴さと安定感のある姿を凸文と金箔で完成させました。
- ひらがなのね(かな)
古くから吉兆とされていた白ねずみに想いをよせて、ひらがなによる平明簡潔な表現としました。
- 石鼓文による子(金文)
骨組みのたくましい健康そのものの子供から、活躍発展をイメージしました。
- 殷周革命を伝える金文の子(金文)
古銅器に鋳造されていた十二支の子で、愛嬌のある表情を求めました。
- 【「エンボス加工」「微小文字」を使った印刷】
「エンボス加工」とは、印刷の段階で強く圧力をかける技法です。文字の一つ一つが点字のように盛り上がっています。
また、切手背景には、0.3mmの細かな文字「微小文字」で『平成二十年戊子(つちのえね)2008』とデザインしています。
- 【渡辺 省亭の「葡萄」】
シート余白部分には、渡辺省亭「葡萄」をデザインしています。(山種美術館所蔵)
渡辺 省亭(嘉永4(1851)年〜大正7(1918)年)
江戸に生まれる。旧姓吉川、のち父の歌友の渡辺家を継ぐ。名は義復(ぎふく)、良助。菊池容斎(きくちようさい)に師事。
明治8年起立工商会社で図案を制作、明治10年の第1回内国勧業博覧会で図案が受賞。翌年パリ万国博覧会で銅牌を受賞、その視察のため渡仏、西洋文化に直接触れる。その後各国の万国博覧会で受賞し、高い評価を得る。また、七宝焼図案、挿絵なども手がけた。
「葡萄」
本図は籠に盛られた葡萄と野ねずみの取り合わせであり、大変緻密に描かれた作品である。伝統的で洒脱な筆致に、洋風を加味した華やかな花鳥画が省亭の得意とするところであった。この作品の枯れかけた葡萄のつる、ねずみの毛並みなどの質感に、彼の写実の技が冴える。
この切手の情報は郵便事業株式会社の報道発表資料を参照して作成しました。
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