コウノトリ野生復帰切手のデータ

 

名称  コウノトリ野生復帰
発行都道府県兵庫県
発行日 平成17年(2005) 6月 6日(月)
料額 80円
発行枚数 700万枚
意匠 コウノトリ野生復帰 
印面寸法 縦33.0mm × 横22.5mm   
版式・刷色オフセット5色
シート構成20枚(縦4枚・横5枚)
原画作者 永田萠(ながたもえ)(イラストレーター)
販売地域 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、
 及び和歌山県内の各郵便局等
初日指定局 豊岡郵便局
銘版    凸版印刷


発行する切手の意匠等

     
  1. コウノトリ野生復帰について
     かつて全国各地に生息していたコウノトリが、絶滅してから30年余りが経過しました。国内最後の生息地兵庫県豊岡市で、昭和30(1955)年からコウノトリ保護運動が始まり、同31(1956)年に特別天然記念物の指定となりましたが、昭和46(1971)年、日本国内最後の1羽が野外からその姿を消しました。
     保護と繁殖のため、豊岡市で昭和40(1965)年から始められた人工飼育は、平成元(1989)年に初めてヒナが誕生して軌道に乗り、同4(1993)年には「コウノトリ野生復帰」の構想が生まれました。以後、兵庫県、豊岡市および国土交通省等関係機関、そして地域住民が連携を図りながら、自然環境破壊等がもたらした絶滅の事象を再び繰り返さないように、コウノトリと共生できる環境が人にとっても安全で安心できる豊かな環境であるとの認識に立ち、人と自然が共生する地域づくりを目指すための「コウノトリ野生復帰推進計画」が展開されています。
     こうした取組みの結果、飼育されてきたコウノトリは、110羽を超え、地域の環境整備も進みつつあり、いよいよ平成17(2005)年秋には、再び大空へ飛び立つ運びとなっています。

     
  2. 切手の意匠について
     豊かに流れる豊岡市の自然の象徴としての円山川。明日へのメッセージを伝えるかのような美しい夕映え。但馬地域の春の野山を彩るきんぽうげの花。そして、雄大に広がる大空を背景に、大らかに舞うコウノトリ。豊岡市の大きな魅力のひとつである自然が織りなす情景は、未来への確かな約束となって、そこに暮らす人々に大きな力を与えてくれるようです。
      コウノトリの背で微笑む妖精は、植物や生き物を見守り育む精霊です。「幸せを運び、家族を大切にする愛情深さ」の象徴であるコウノトリと一緒に、人と自然の共生に向けた未来への道案内をしてくれている‥‥、そんな想いを表現しています。



この切手の情報は日本郵政公社のHPを参照して作成しました。



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