切手趣味週間にちなむ郵便切手のデータ

 
名称  切手趣味週間にちなむ郵便切手
発行日 平成16年(2004)4月20日(火)
料額 80円
意匠 森狙仙 筆「雨中桜五匹猿図(部分)」  
印面寸法 縦45.0mm  横30.0mm 
版式・刷色グラビア6色
シート構成10枚(縦5枚・横2枚)
総合デザイン玉木 明(切手デザイナー) 
初日印指定局  神戸中央郵便局


発行する切手の意匠等

  1. 切手趣味週間について
    切手趣味週間は、郵便切手が持つ「美しさ」や「芸術性」といった文化的価値を一般の方々に広く認識していただくとともに、切手収集の趣味の普及を図るため、昭和22(1947)年に制定された「切手趣味の週間」をその始まりとするもので、昭和22(1947)年から、これにちなんだ切手を発行しています。
    現在は、郵政記念日である4月20日を含む1週間を切手趣味週間としています。
     
  2. 切手の意匠について
     今年が申年であることにちなみ、森狙仙(〜1821)筆「雨中桜五匹猿図」(頴川美術館所蔵)を採用しています。
     狙仙は江戸後期の画家で、その出生については定かではありませんが、狩野派に学んだと思われます。写生画法を身につけ、ことに猿に関しては生態描写や克明な毛描きにおいて抜群の力量を示し、当時の大阪画壇でも大きな存在でした。狙仙の日本猿の習性に向けられた観察力は、多くの作品に反映され、本図には、風雨に散る花に興味をいだいた猿の親子が、桜の木にたわむれ楽しむ様子が描かれています。
     この切手はご覧いただいた角度により2種類の別のデザインが浮かび上がる特別な印刷技術「メタリックマルチイメージ(金属多重模様)」を用いて作成されています。この技術は平成14年の趣味週間にちなむ郵便切手「賀茂競馬図屏風」や、平成15年「日本郵政公社設立記念切手」にも使われています。
     メタリックマルチイメージ「2004 NIPPON」
     メタリックマルチイメージ「Philately Week」
     また、今回は切手の4辺の中央部に通常の丸型とは異なる「楕円形」の穿孔を採用しています。



この切手の情報は日本郵政公社の報道発表資料を参照して作成しました。



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