科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ第4集郵便切手のデータ

     

     


名称 科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ第4集
 〜科学技術&アニメーション〜
発行日 平成16年(2004) 3月23日(火)
料額 80円
意匠 科学忍者隊ガッチャマン1 科学忍者隊ガッチャマン2 
永久機関         科学忍者隊ガッチャマン3 
おおすみ         科学忍者隊ガッチャマン4 
導電性高分子       永久機関         
組織・臓器再生医療    おおすみ         
             導電性高分子       
             組織・臓器再生医療    
印面寸法 縦33.5mm × 横28.05mm
シート余白科学忍者隊ガッチャマン
(大鷲の健)・おおすみ   
科学忍者隊ガッチャマン
 ・おおすみ   
版式・刷色グラビア6色
シート構成10枚(縦5枚・横2枚) シート画像 10枚(縦5枚・横2枚) シート画像
総合デザイン森田 基治(切手デザイナー)
初日印指定局鹿屋郵便局


発行する切手の意匠等

  1. 科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズについて
     平成15(2003)年は、「アニメ」の原点ともいえる『鉄腕アトム』が物語上誕生したとされる年であり、また、国産初のテレビアニメーションとなった同作品の放送開始から40周年に当たります。
     この『鉄腕アトム』を代表とする我が国のアニメには、未来をテーマとして夢と希望を表現した作品が多く、現在の科学技術の発展に少なからず影響を与えてきました。そこで、「日本の科学技術」の現在と未来を織り込みながら、「日本のアニメ」の代表的な作品の登場人物を取り上げるシリーズ切手を発行します。

     
  2. 切手の意匠について
    1. 科学忍者隊ガッチャマン 
       最先端科学技術を駆使する特殊部隊を主人公としたアニメーションで、無公害エネルギーという環境問題をテーマとしています。
       地球規模での発想により、科学技術の平和利用に関して世界的視点に立脚したスケールが大きい作品となっています。
    2. 永久機関 
       江戸時代の科学者・久米通賢【安政9(1780)年〜天保12(1841)年】が製作した「自然水(じねんすい)」と呼ばれる永久機関の模型です。
       久米は伊能忠敬の地図製作にも協力し、塩田の開発や我が国初めてのマッチ製作等、他分野で活躍しました。この模型は不可能なことを世に知らしめるための見せ物用で、当時のチラシが現存します。切手デザインは、当時のチラシの自然水を紹介している部分です。(蒲田共済会郷土博物館蔵)

    3. おおすみ 
       東京大学航空研修所が打ち上げた日本最初の人工衛星で、重さは24kgです。昭和45(1970)年2月11日、L−4S−5ロケットによって鹿児島県宇宙空間観測所から発射されました。「おおすみ」の名は打ち上げた大隅半島の地にちなんで命名されました。これにより、日本はソ連、アメリカ、フランスに次いで世界で4番目の人工衛星自力打ち上げ国となりました。平成15(2003)年8月2日、大気圏に突入し消滅しました。
       なお、当時の打ち上げランチャーは国立博物館に展示されています。

    4. 導電性高分子 
       白川英樹筑波大学名誉教授は電気を通すプラスティック(ポリアセチレン)をつくり、平成12(2000)年、ノーベル化学賞を受賞しました。現在ポリアセチレンの仲間は、携帯電話用電池等に利用されています。
       切手デザインは、ヘリカルポリアセチレンの分子構造イメージと同フィルムの微分干渉顕微鏡写真です。

    5. 組織・臓器再生医療 
       人工的に培養した細胞等を利用し、病気や事故等で失われた臓器や組織を治す治療法です。切手デザインの上部は、組織・臓器再生医療の研究分野「細胞シート工学」により作製されたの細胞シート顕微鏡写真です。
       細胞シート工学とは、患者自身や親族の細胞を摂取して培養し、細胞シート(細胞と細胞を連結したもの)を作成して、皮膚、角膜など患部に移植して治療する技術です。
       



この切手の情報は日本郵政公社の報道発表資料を参照して作成しました。


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