科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ第3集郵便切手のデータ

     

     


名称 科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ第3集
 〜科学技術&アニメーション〜
発行日 平成16年(3004) 2月23日(月)
料額 80円
意匠 ふしぎなメルモ1     ふしぎなメルモ2     
華岡青洲           ふしぎなメルモ3     
木製顕微鏡          ふしぎなメルモ4     
高峰譲吉           華岡青洲           
ドラッグ・デリバリー・
システム(DDS)
木製顕微鏡          
               高峰譲吉           
               ドラッグ・デリバリー・
システム(DDS)
印面寸法 縦33.5mm × 横28.05mm
シート余白ふしぎなメルモ
(おとなのメルモ)
ふしぎなメルモ
(こどものメルモ)
版式・刷色グラビア6色
シート構成10枚(縦5枚・横3枚) シート画像 10枚(縦5枚・横3枚) シート画像
写真撮影木製顕微鏡:麻賀 進 (写真家)
総合デザイン森田 基治(切手デザイナー)
初日印指定局和歌山中央郵便局


発行する切手の意匠等

  1. 科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズについて
     平成15(2003)年は、「アニメ」の原点ともいえる『鉄腕アトム』が物語上誕生したとされる年であり、また、国産初のテレビアニメーションとなった同作品の放送開始から40周年に当たります。
     この『鉄腕アトム』を代表とする我が国のアニメには、未来をテーマとして夢と希望を表現した作品が多く、現在の科学技術の発展に少なからず影響を与えてきました。そこで、「日本の科学技術」の現在と未来を織り込みながら、「日本のアニメ」の代表的な作品の登場人物を取り上げるシリーズ切手を発行します。

     
  2. 切手の意匠について
    1. ふしぎなメルモ 
       女の子「メルモ」が主人公の生科学をテーマとしたSFアニメーションです。
       「細胞分裂」や「DNA」「遺伝子工学」「ジェンダー」といった概念をTVアニメーションの世界に取り入れました。「医学」だけでなく「生物学」をも取り込んだ生科学アニメーションの代表的作品です。
    2. 華岡青洲  江戸時代後期の外科医で、曼陀羅華(まんだらげ:チョウセンアサガオ)を主成分とする麻酔薬「通仙散」をつくり、文化元(1804)年に世界で初めて全身麻酔による乳癌摘出手術に成功しました。
       以後、舌癌、膀胱結石、脱疽など様々な手術を行いました。
       (背景:本草図譜(部分)・所蔵:国立国会図書館)
    3. 木製顕微鏡 
       天明年間(1781〜1789年)に製作された和製の木製顕微鏡。
       17世紀に西洋で発明された顕微鏡は、18世紀中頃日本に伝わり、大名や蘭学者らにより雪や虫、植物などの観察記録が相次いで出版され、社会的にもミクロの世界がブームになりました。
       (所蔵:和田歴史資料館)
    4. 高峰譲吉 
       明治・大正期の化学者で、明治27(1894)年に麹(こうじ)から強力な糖化剤を抽出、これをタカジアスターゼと名づけ消化薬として発売しました。
       また、明治33(1900)年には副腎の有効成分を結晶として分離することに成功しアドレナリンと命名しました。
       明治45(1912)年に帝国学士院賞を受賞し、翌年には帝国学士院会員となり、国民科学研究所設立の必要を強く訴え、理化学研究所の設立を促進しました。
    5. ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)  目標とする患部(臓器や組織、細胞など)や病原体に、薬物を効果的かつ集中的に送り込む技術です。
       薬剤を高分子の膜などで包み、途中で吸収・分解されることを防いで必要なところにきちんと運ぶ技術であり、現在、新薬の開発に匹敵する価値があるとして盛んに研究が進められています。
       



特別日付印(絵入りハト印)



手押し                 記念押印機



この切手の情報は日本郵政公社の報道発表資料を参照して作成しました。


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