切手趣味週間にちなむ郵便切手のデータ
名称
切手趣味週間にちなむ郵便切手
発行日
平成15年(2003)4月18日(金)
料額
80円
意匠
羊木ろう纈屏風(部分)
印面寸法
縦45.0mm 横30.0mm
版式・刷色
グラビア6色
シート構成
10枚(縦5枚・横2枚)
デザイン
森田 基治(技芸官)
初日印指定局
奈良中央郵便局
発行する切手の意匠等
切手趣味週間について
切手趣味週間は、郵便切手が持つ「美しさ」や「芸術性」といった文化的価値を一般の方々に広く認識していただくとともに、切手収集の趣味の普及を図るため、昭和22(1947)年に制定された「切手趣味の週間」をその始まりとするもので、昭和22(1947)年から、これにちなんだ切手を発行しています。
現在は、郵政記念日である4月20日を含む1週間を切手趣味週間としています。
切手の意匠について
今年が未年であることにちなみ、正倉院宝物の一つである「羊木ろう纈屏風」から、羊と樹木の部分を取り上げています。
羊木纈屏風は、上端には花喰い鳥、中央には羊と樹木、下段には山岳を配した、ササン朝ペルシャ風の構図となっており、樹木の幹には2匹の小猿、山岳中には立ち止まって見返る1匹の仔鹿が表されています。
この屏風に描かれている羊の大ぶりの巻き角や、連珠文様の胸帯をかけている姿態は、エジプトのアンチノエ発見のササン朝期の羊文錦と通じるところがあるともいわれています。
下端には「天平勝宝三年十月」(天平勝宝3年は751年)と墨書があり、当時の税(租庸調)の一つである調のあしぎぬの銘識の一部ではないかといわれています。
なお、この郵便切手においては、羊と樹木を除いた生地部分は0.3mmの「微小文字」で「JAPAN POST 2003」と書かれています。「微小文字」は、偽造防止の効果もあります。
特殊通信日付印
手押し 記念押印機
この切手の情報は
総務省郵政事業庁の報道発表資料
を参照して作成しました。
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