世界遺産シリーズ第8集郵便切手のデータ

 
 

名称 世界遺産シリーズ第8集
発行日 平成14年(2002) 7月23日(火)
料額 80円 10種
発行数 3,000万枚(10種連刷・各300万枚)
意匠 春日大社 廻廊     春日大社 中門      
春日山原始林      元興寺 極楽坊禅室・本堂 
元興寺 極楽坊五重小塔 薬師寺 西塔・東塔    
薬師寺 薬師如来坐像  唐招提寺 金堂      
唐招提寺 千手観音立像 平城宮跡 朱雀門     
印面寸法 縦33.5mm × 横25.0mm 
版式・刷色グラビア6色
シート構成10枚   シート画像
写真撮影 入江 泰吉(写真家)
麻賀 進 (写真家)
桑原 英文(写真家)
後藤 親郎(写真家)
小川 光三(写真家)
デザイン森田 基治(技芸官)
初日印指定局奈良中央郵便局



発行する切手の意匠等

  1. 世界遺産シリーズについて
     人類共通の文化遺産及び自然遺産の国際的保護を図る目的で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づき登録された我が国の世界遺産については、平成5年に登録されたものを題材として平成6年に「世界遺産」シり一ズ切手を発行しましたが、今回、平成6年以降に登録された世界遺産について新たなシリーズ切手を発行します。
     
  2. 古都奈良の文化財(春日大社、春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡)について
     世界遺産シリーズ第7集及び第8集では、「古都奈良の文化財」をデザインします。
     710年の平城京遷都から784年まで日本の首都であった奈良は、政治・経済・文化の中心地として繁栄しました。
     長岡京・平安京(京都)遷都後は、平城京が置かれていたあたりは田畑となったものの、社寺の多くはこの地に残り、その後これらを中心とした町が新たに形成されました。京都に対して「南都」と呼ばれた各社寺周辺は、門前町として栄え、現在に継承されています。
     こうした「古都奈良」において、平成10(1998)年12月に登録された世界遺産には、国宝25棟、重要文化財54棟を含む次の8つの資産群があります。

         ・東大寺     ・興福寺     ・春日大社    ・春日山 原始林 
         ・元興寺     ・薬師寺     ・唐招提寺    ・平城宮跡    


     第8集では、以下の6社寺等をデザインしました。
     
  3. 春日大社について
     神の降臨する山として神聖視されていた御蓋山の麓に、768年、藤原氏の氏神を祀る神社として創建されました。国宝4棟(本社本殿)、重要文化財27棟
     
  4. 春日山原始林について
     841年に伐採が禁止されて以来、御蓋山とともに春日大社の社叢として保護されてきた経緯を持つ原始林で、古都奈良における文化的景観を構成する資産です。
     
  5. 元興寺について
     6世紀に蘇我馬子が造営した飛鳥寺が飛鳥から平城京に移された後、718年に元興寺となりました。国宝2棟(極楽坊禅室、本堂)、重要文化財1棟
     
  6. 薬師寺について
     天武天皇が皇后の病気平癒を願って発願し、697年に建立された官寺です。国宝2棟(東塔、東院堂 )、重要文化財4棟
     
  7. 唐招提寺について
     759年に唐僧・鑑真が僧に戒律を学ばせるため創建した寺です。国宝5棟(金堂、講堂など)、重要文化財2棟
     
  8. 平城宮跡について
     平城京の北端に位置した宮城の遺跡で、宮城には、国の政治や儀式を行う場である朝堂院、天皇の居所である内裏などがありました。宮城の南面中央の門である朱雀門は、平成9(1997)年に復原されました。
     
  9. シート余白部分
     元興寺境内(花・ハルシャギク)



初日用通信日付印



手押し                 記念押印機



この切手の情報は総務省郵政事業庁の報道発表資料を参照して作成しました。


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