秘蔵のくに伊賀上野切手のデータ

 
名称  秘蔵のくに伊賀上野
発行都道府県三重県
発行日 平成14年(2002) 9月10日(火)
料額 80円 80円
意匠 松尾芭蕉と伊賀上野城 伊賀上野城と俳聖殿   
印面寸法 縦34.8mm × 横25.5mm 
版式・刷色オフセット5色
シート構成20枚(縦5枚・横4枚)
原画作者 原田 維夫(イラストレーター)
販売地域 岐阜県、静岡県、愛知県及び三重県内の各郵便局等
初日指定局 上野郵便局


発行する切手の意匠等

     
  1. 秘蔵のくに伊賀上野について
     三重県上野市は、旧伊賀国の国府が置かれ、その後も城下町、伊賀一円の行政・経済・文化の中心地として栄えた都市です。
     「秘蔵のくに(国)」については、慶長13(1608)年に、徳川家康が大坂の豊臣勢に対する戦略上の配慮から東西交通の要の一つであるこの地に藤堂高虎を封じ、本格的な市街地を形成させた際、高虎が城の大修築を行うに当たって「伊賀は秘蔵の国、上野は要害の地、根拠とすべし」と言ったとされることに由来します。
     「伊賀上野城」は、天守閣は復原されたものですが、白い城壁が美しく、別名「白鳳城」とも呼ばれており、高虎が築いた石垣の高さは、30メートルに及び、日本一といわれています。
     また、同市は、江戸時代の俳人松尾芭蕉の生誕の地であり、芭蕉に関する建造物、資料等が多く存在するほか、伊賀流忍術に関する資料を集めた「忍者屋敷」、荒木又右衛門の伊賀越仇討ゆかりの「鍵屋の辻」などがあって往時の面影を色濃く残しており、多くの観光客が訪れています。
     
  2. 切手の意匠について
     横に2種連刷になった本郵便切手に向かって、左に松尾芭蕉の旅姿、中央に伊賀上野城(左から小天守閣、大天守閣)、右に朝日に照らされる俳聖殿を、両切手の下方には、芭蕉著の紀行「奥の細道」にちなんだ荒波のそれぞれのイメージを木版画で描いています。
     なお、「俳聖殿」は、昭和17(1942)年に芭蕉生誕300年を記念して芭蕉の旅姿を象徴して建築されたもので、2階の丸い屋根は旅笠、「俳聖殿」と記された木額辺りは顔、1階の八角形の屋根は衲衣(着用していた衣服)の肩から腰にかけての姿、その屋根を支える周囲の柱は足と杖を表しています。



この切手の情報は総務省郵政事業庁の報道発表資料を参照して作成しました。



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