世界遺産シリーズ第5集郵便切手のデータ

 
   

名称 世界遺産シリーズ第5集
発行日 平成13年(2001)12月21日(金)
料額 80円 10種
発行数 3,000万枚(10種連刷・各300万枚)
意匠 宇治上神社:拝殿と本殿   宇治上神社:本殿「かえる股」
高山寺:表参道       高山寺:石水院       
西芳寺:庭園「霞島」    西芳寺:庭園「向上関」   
天龍寺:庭園        天龍寺:庭園        
鹿苑寺:秋の金閣      鹿苑寺:雪の金閣      
印面寸法 縦33.5 mm × 横28.05mm
版式・刷色グラビア6色
シート構成10枚   シート画像
写真撮影 便利堂
写真提供 高山寺
天龍寺
鹿苑寺
デザイン森田 基治(技芸官)
初日印指定局京都西郵便局



発行する切手の意匠等

  1. 世界遺産シリーズについて
     人類共通の文化遺産及び自然遺産の国際的保護を図る目的で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づき登録された我が国の世界遺産については、平成5年に登録されたものを題材として平成6年に「世界遺産」シり一ズ切手を発行しましたが、今回、平成6年以降に登録された世界遺産について新たなシリーズ切手を発行します。
     
  2. 古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)について
     「古都京都」とは、794年につくられた平安京とその近郊を含む地域を称し、そこでは、平安・鎌倉・室町・桃山・江戸の各時代にわたり、日本の首都としての優れた文化が創造、蓄積され、現在まで継承されています。
     こうした古都京都において、平成6(1994)年12月に登録された世界遺産には、歴史上、芸術上の価値が高く、日本を代表する特に重要な文化財として文化財保護法により指定された国宝建造物又は特別名勝庭園を有し、かつ周辺の風致景観を含めた保護状況にも優れた、次の17の社寺等があります。

    ・賀茂別雷神社    ・仁和寺       ・鹿苑寺       
    ・賀茂御祖神社  ・平等院     ・慈照寺     
    ・教王護国寺   ・宇治上神社   ・竜安寺     
    ・清水寺     ・高山寺     ・本願寺     
    ・延暦寺     ・西芳寺     ・二条城     
    ・醍醐寺     ・天竜寺      

     各社寺等を取り巻く地域には、それぞれが立地する東山、北山、西山の山地等と市街地の景観が保全されるための措置が講じられています。

     また、平安京があった付近では、木造建築による都市である宿命として、しばしば発生した大火に見舞われたことから、主に17世紀以降の建造物しか現在に伝えられていませんが、郊外の山麓や山腹では952年建立の醍醐寺五重塔のほか、各時代にわたる多数の代表的な建造物や庭園が保存されており、これらは東アジアの古都のなかでも特徴あるものとなっています。

     第5集では以下の5社寺をデザインしました。
     
  3. 宇治上神社について
     平等院の建立後に建てられた現存最古の神社本殿があり、14世紀までの建造物が残存しています。国宝2棟、重要文化財1棟
     
  4. 高山寺について
     13世紀初めに明恵上人が再興した山寺で、彼の住房が残存しています。国宝1棟、重要文化財2棟
     
  5. 西芳寺について
     1339年に夢窓疎石が再興した禅宗寺院で、苔寺の名で知られ、特別名勝庭園があります。17世紀の重要文化財2棟
     
  6. 天龍寺について
     1339年に足利尊氏が開いた五山禅宗寺院で、夢窓疎石のつくった特別名勝庭園があります。
     
  7. 鹿苑寺について
     1397年に足利義満が築いた別荘を寺院としたもので、金閣を中心とする特別名勝庭園があります。
     
  8. シート余白部分
     「鳥獣人物戯画」高山寺蔵



この切手の情報は総務省郵政事業庁の報道発表資料を参照して作成しました。


〔記念・特殊メニューへ戻る〕